昨今の民泊業界において、2-3年前のように出せば儲かるという時代は終わりつつあります。
ゲストの需要や期待度、経験値等の水準が高くなったことで物件選びから内装、アメニティにこだわらないと売り上げを伸ばすことが難しくなってきています。
以前の記事で売り上げUPするためのリスティング掲載写真の撮り方を掲載させていただきました。
5年以上民泊ビジネスに携わってきた弊社のノウハウとして、今回は民泊の第一歩である【物件の選び方】について紹介させていただきます。
ぶっちゃけどこがいいの?東京の人気民泊エリア
関東一円の様々な場所で民泊を運用してきた弊社だからこそ言えること。
それは「民泊やるなら東京」です。
東京以外の地域では、それぞれの地域の良さ等あるもののやはり外国人観光客からの知名度は劣ってしまいます。
地方での民泊の運営方法と東京のそれでは大きく違う点もあるので、今回は東京都内に限定して民泊人気エリアを解説していきます。
【東京都内人気エリアランキング】
1.新宿
2.渋谷
3.池袋
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4.上野、日暮里、浅草などの台東区・荒川区エリア
番外編 初心者は手を出すな!意外と難しいエリア
1.新宿で儲かるエリアと儲からないエリア
今も昔も新宿がNo.1。
新宿については、東京での観光客訪問数がNo.1である点から、進出すれば儲かるといった現状は変わりません。
中でも歌舞伎町、東新宿近辺の人気はダントツ。
新宿駅、歌舞伎町徒歩圏内、眠らない町のど真ん中は外国人観光客需要日本一です。
上記エリアを中心とし、新大久保、大久保、新宿三丁目、高田馬場、代々木あたりは賃料が高い傾向にあるものの、その分売り上げも期待できます。
一方で、中野、落合、四谷などに関しては、同じ新宿であるものの、需要としては弱いです。
西新宿五丁目駅近辺は民泊では稼働するものの、前の記事で紹介したマンスリー運用の際に四苦八苦するのでお勧めしません。
ただし新宿エリアで気を付けなければいけないのは、民泊届出においては、行政への申請が難航しており、厳しいチェックがあるため、スピード感をもって申請していくことが非常に難しことです。
2.渋谷で儲かるエリアと儲からないエリア
渋谷については、新宿と同等レベルでの高人気エリアです。
渋谷の中でも東よりは西、南よりは北エリアが人気です。
代官山・恵比寿方面より道玄坂近辺の方が高需要ということです。
(外国人観光客は賑やかな場所が好きですからね・・・)
渋谷の近隣エリアで、代官山、恵比寿、目黒、幡ヶ谷なども人気があります。
しかし目黒は民泊禁止地域であり、渋谷区に関しては、物件の鍵の受け渡しを直接対面にて行わなくてはならないため、運用コストが少し高くなるため注意が必要です。
民泊とマンスリーのハイブリット運用時においても、渋谷についてはマンスリーの需要が非常に高いため、年間を通した安定運用を見込むことができるため、間違いないエリアでしょう。
3.池袋で儲かるエリアと儲からないエリア
池袋については、新宿、渋谷には外国人の知名度は劣るものの、需要は高いです。
各方面へのアクセスの良さ、繁華街、池袋の観光&遊びスポット、アニメ文化など年々需要が高まってきています。
マンスリー運用時の需要もそこそこあるため、年間を通した安定運用を見込むことができます。
また、行政への申請も豊島区に関しては比較的安易な為(用途地域による制限なし)お勧めです。
周辺エリアとしては、椎名町や要町も人気があります。
上記2エリアは池袋から一駅にも関わらず家賃相場が低く、少々強気の価格設定でも集客が見込めます。
その一方で、目白駅は需要が極めて低いため注意が必要です。
(外国人への知名度も低く、日本国内においては、山手線沿線であるため家賃が高いため、収益の見込みが薄い。)
同様なエリアとして、
大塚、巣鴨、板橋、赤羽、東長崎、駒込なども、家賃の割に外国人人気が低いため、あまりお勧めはできません。
4.上野、日暮里、浅草などの台東区・荒川区エリア
ここのエリアに関しては、特殊な需要が発生している状態です。
6月15日の民泊新法により、台東区、荒川区エリアでは、家主常駐型、管理者常駐型でしか民泊申請を通すことができず、ほとんどの民泊物件が撤退を余儀なくされました。
2018年11月現在、かなりの数の民泊物件が、家主常駐型、管理者常駐型にて申請を通していますが、もともと浅草などでのインバウンド需要が高かったエリアにて、競合が減ったため、申請を通せれば確実に儲かる、といった現状がある。
もちろん旅館業申請を通すことで、365日運用することも可能ですが、24時間常駐スタッフの確保が必要なため、コストの部分で注意が必要です。
番外編:初心者は避けるべきエリア
初心者は避けるべきエリア!
下記で紹介するエリアは、一見需要が高そうで意外とそうでもないといった魔のエリアになります。
①東京・有楽町・丸の内エリア
賃料が高い、地区の条例で民泊のハードルが非常に高い
②品川・五反田など、東京の南のエリア
賃料が高く、インバウンドの需要が低い
③隅田川から東のエリア
需要が極端に低い
④六本木エリア
国内の人気は高いので賃料は高いが、インバウンド需要がそこそこなため、収益が立ちにくく、また競合のホテル等も多い
収益性の高いエリアをこっそり教えます!
東京の人気エリアをざっとご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
台東区、荒川区は申請を通すまでが難しいですが、通してしまえば利益は期待できそうですね。
実際に弊社では荒川区で旅館業法を取得した物件も運用中です。
運用のご相談はいつでも受け付けております!
番外編エリアでも、うまくその土地の需要を取り込める工夫ができれば売り上げは見込めます。
競合が少なそうな物件タイプを狙い撃ちすればうまく稼働できそうです。
こちらの記事よりお問合せいただいた方には、無料で物件探しをサポートさせていただきます。
これを機にあなたも民泊オーナーになってみませんか?