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今後インバウンド客はどの国が増える? (航空路線拡大から見る訪日旅客・注目の国)

民泊運用
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今回の記事では民泊事業の顧客となるインバウンド客の動向に焦点を当てたいと思います。
訪日外国人数が伸びていることは皆さんご存知でしょうが、具体的にどのように伸びているのか、今後どのように伸びていくのか、民泊事業者の皆さんは気になるところですよね。
この記事では航空路線に注目し、旅行系の筋から聞いたインバウンドの注目点についてご紹介します!

五輪時訪日外国人の数は4000万人、2025年には6000万人に?

日本政府観光局の訪日外国人の推移統計によると、3.11以後訪日旅客が戻り始めた2013年からインバウンド旅客の数は平均して年間約450万人ずつ増加しています。
このまま順調に増えればオリンピック需要を借りることも含めて考えると、2020年には政府が目標とする訪日旅客4000万人に到達するだろうと思われます。
更に、大阪万博が開催される2025年には優に6000万人は超えるでしょう。

2018年のインバウンド旅客数は約3000万人なので、7年で約2倍になると予想されます。

現状の訪日旅客者国別ランキング

観光局が発表した資料では、2017年の国別の訪日観客数をランキングすると以下のようになります。
1位:中国(約26%)
2位:韓国(約25%)
3位:台湾(約16%)
4位:香港(約8%)
5位:USA(約5%)
6位:タイ(約3%)

やはり中国が1位ですが、大差なく韓国が2位に来ています。
上位4か国はやはり「近さ」が大きな要因だろうと考えられます。

五輪を前に各社航空路線拡大に躍起

2013年にIOCオリンピック総会が東京を2020年のオリンピック開催国に選んでから、各航空会社は航空路線拡大に向けて準備を進めています。
路線拡大には機材獲得から人員確保、スケジュール管理など多くの要因が伴います。
その全てを計画に入れ、現在日系の航空会社では路線を増やすために尽力しています。
外資系の航空会社でも訪日旅客の増える日本に参入しようと計画を進めている現状です。

羽田空港がターミナルを拡大

訪日旅客拡大に伴う路線拡大に対応しようと、羽田空港もターミナルを増やすため工事を進めています。
現在は新しいターミナルが出来次第、現行のターミナルと繋げる計画です。

成田空港に比べアクセスが圧倒的に良い羽田空港の人気は絶大で、欧州や米国への直行便は常に満席。
ターミナル拡大は多くの航空路線利用者の悲願と言えるでしょう。

シンガポール・タイのニューヨーク化

東南アジアの近年の発展は目覚ましく、中でもシンガポールやタイにマーケットを広げる国内外の会社は数多あります。
英語を公用語にするシンガポールは進出しやすく、優しい国民性を持つタイ人は日本人とコミュニケーションが取りやすいため日系企業の進出が盛んに行われています。

この2つの国は急速に発展しており、ある旅行会社筋によればビジネス客の航空利用が爆発的に増えているのがこれらの国なのだそう。
バンコクに至っては現在一日15便以上の直行便が運航し、もはや国内線のような便数になっています。
両路線の雰囲気は一昔前に比べ、まるでニューヨーク路線のよう。
スーツ姿のビジネスマンが増えている印象が強いと言われます。

これらの路線はこれからも拡大が期待されるでしょう。

ハラール産業の重要性

航空業界におけるニーズから見れば、圧倒的に増えているのがハラール旅客を始めとした各宗教・嗜好に対する対応。
限られた量しか荷物が運べない航空機における機内での食事の対応は繊細です。

事前に予約できる特別食の種類は各航空会社で年々増えています。
特に、ビジネスクラスにおいては軽食の種類もユニバーサルに対応するように求められているのが昨今の傾向です。

空港では、イスラム教の旅客がいつでもお祈りできるように祈祷室を用意する場所も増え、各レストランもハラールやベジタリアンの人が分かりやすく注文できるよう全世界共通のピクトグラムを使用する方向で進んでいます。

また、全日空が2019年に導入する新機材では、多目的室と称したスペースが新設されています。
この部屋では授乳ルームの要素もありますが、祈祷室としての役割も果たすと考えられます。グローバルな対応が求められる航空業会は敏感に訪日観光客の動向やニーズを反映していると言えます。

ヨーロッパ旅客の親日はアニメのお陰?

インバウンド旅客の中でもヨーロッパ旅客が日本に訪れる理由として良く聞くのがアニメの影響。
日本発のアニメ・マンガ文化は国を超え、多くの人を魅了しています。
アニメをきっかけに日本に興味を持つ人はとても多いでしょう。

日本でもジブリなどを契機に多くのアニメが公開されており、インターネットでどんどん世界に発信されています。
これからもアニメをきっかけにしてヨーロッパ系の旅客が増えていくことは自明と思われます。

直行便の多いドイツ路線

ヨーロッパの中でも現行最も訪日旅客数で多いのがスペインです。
次いでフランスなどが挙げられます。

しかし、日系の航空会社の直行便ではドイツ路線が最も多く、特にルフトハンザ航空も加盟するスターアライアンスに所属する全日空は、フランクフルト-羽田、ミュンヘン-羽田、デュッセルドルフ-成田を1日計4往復運航しています。
ドイツはヨーロッパの中心に位置し、多くのヨーロッパ旅客がドイツを経由して日本にやってきます。
また、日本を中継地点としてアジア諸国に行く旅客も多く、全日空・日本航空共に日本をアジアの玄関にするビジネスモデルを展開しています。
そんな中、全日空では沖縄県と共同してドイツから沖縄へ誘客する計画を進めています。
ドイツ路線が多いことを受けて、ドイツ人向けに沖縄をPRする動画の配信を2018年から始め、特別料金を設定するなどして誘客しています。
2020年にはドイツ-沖縄間の直行便の運航を目指すなど、ドイツに注目する姿勢が見て取れます。

結果としてドイツ人を始めとしたヨーロッパ諸国の訪日客が増加することは言うまでもありません。

現在は訪日旅行客ランキング外のドイツやヨーロッパ諸国にこれから注目が集まります。

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