今までの記事では民泊の運用前のお話をさせていただいてましたが、実際運用を開始した後はどうしたらいいのか?ということに関して今回はお話したいと思います。
運用が実際始まるとまず課題になってくるのが【お部屋の清掃】かと思います。
2~3部屋を運用するオーナー様でしたらご自身で清掃をされる方もいらっしゃるかと思いますが、ほとんどの方は清掃は外注されていることでしょう。
今回は、何万回もの清掃で培ってきた清掃のノウハウを公開したいと思います。
髪の毛一本、埃一つ残さない、これが鉄則です。
ベッドメイクは最重要項目!シワと髪の毛に細心の注意を
ホテル清掃でも同じですが、家庭のお掃除と徹底的に違うのはベッドメイクです。
ベッドメイクがお部屋の第一印象を左右すると言っても過言ではありません。
皆さんがホテルや民泊にチェックインした際に一番何をしますか?
きっと荷物を降ろし、一息するためにベッドに腰掛けることでしょう。
そんなとき、ベッドがシワだらけ、髪の毛が残っていたら不快な気分になるでしょう。
物件に予備リネンを設置し、現地でコインランドリーを使用するお部屋、リネンサプライを利用しピシっとしリネンを使用するお部屋、多くはこの2タイプに分かれるかと思います。
リネンサプライを使用している場合は基本的にプレスされた状態でセットできるので仕上がりも綺麗に見えます。
通常の洗濯では落とせないシミなども対応していただけますね。
コインランドリーを使用する際に気を付けなければいけないのは、髪の毛とシワです。
特に冬場なんかは乾燥機の静電気のせいでせっかく洗ったリネンに髪の毛が付きやすいもの。
まず、シーツをセットする場合は四隅を引っ張りながらシワを伸ばすこと。
余分なシーツはマットレスの下に引き込み、上下左右のバランスを見ながらピシっと伸ばすことが重要です。
シーツをセットしたら次は掛布団。
掛け布団にリネンをセットし、こちらも左右どちらかにバランスが偏ることなく真ん中にセットします。
その後、布団の上のリネンのみをつまんで引っ張り、シワを伸ばします。
枕にカバーをかぶせたら、ベッドのヘッド部分に立てかけましょう。
その際もどちらかにシワが寄らないように調整しつつ、枕を複数置く場合は両方の角度も揃えること。
これだけで大分印象が変わります。
チェックインした際、こんな状態のベッドだったら寝る気が起きませんよね。
また、シワを伸ばした後は髪の毛が残らないように気を付けましょう。
最低でもコロコロで二周はし、埃や髪の毛を取り除きます。
それでも取れない場合が多いので、目視確認をします。
髪の毛一本残っていただけで清掃料金を返金せざるを得なくなることもあります。
また、たとえ一本でも髪の毛を見つけてしまうと、他にも粗があるのではないかと探したくなるのは人間の性です。
細心の注意を払ってください。
水回りが綺麗なお部屋は好印象。水垢を残すな!
ベッドメイクが終わった後は水回りです。
よく水回りには人の性格が出るといいますよね。
民泊清掃でも同じです。
水回りに水垢やゴミなどが一切なく、ぴかぴかだったらそれだけで好印象です。
一言に水回りと言っても色々あるかと思います。
台所、風呂場、洗面所、トイレなど。
全て共通して言えるのは水垢!口を酸っぱくしてでも言います。
蛇口や鏡等の水垢を取るにはマイクロファイバーの雑巾がおススメ!
細かいゴミ等も取れ、また拭いた後が残らない優れものです。
弊社ではこちらの商品をよく利用しています。
安価で手に入れられ且つ利便性が高いです。
少し水に濡らし汚れた箇所を拭き取ります。
家電製品の拭き掃除もこれ一枚で完璧に。
風呂場や洗面所の取れない水垢はCMでも紹介されているこちらや
100円ショップでも購入できるうろこ取りがおススメ!
お風呂場、洗面所は洗剤を使用しましょう。
ピンクの水垢なんて残せません。
水洗いをしたあとは必ずタオルを使って拭き上げを行います。
水滴一つ残らないようにしましょう。
洗面所にタオルをかける際は綺麗に折り畳み、タグが見えないようにして掛けます。
トイレットペーパーは三角折にすること。
洗濯洗剤や食器洗剤、シャンプー等は全て向きを揃えて統一感を出す。
基本的なことですが、これができているだけで印象は大きく変わります。
床には髪の毛一本残すな!
ベッドメイク、水回りが終わったら最後は床です。
床は人間の視線から一番距離があり、近くで見ないとゴミがあるかどうかはよくわかりませんよね。
だからと言って気を抜いてはいけません。
近くで見たら見えてしまうんです。
裸足で床を歩いたら埃や髪の毛が付いていた、なんて嫌ですよね。
そういうことが無いように徹底的に仕上げましょう。
まずは基本的な掃除機掛けを行います。
フローリングだったら床板の目に沿ってかけ、部屋の奥から手前を意識し、隅から隅までかけます。
ここで一つポイントが!!
皆さん巾木(はばき)ってご存知でしょうか。
床と壁の境目にある木材のことです。
実はここ、案外埃が溜まりやすく、見落としやすいポイントなんです。
恐らく年末の大掃除にしか掃除しない方も多いかと思います。
ここの埃は雑巾やタオル等で落とし、お部屋を一周しましょう。
また、掃除機掛けの前に棚や家電などの埃を落としておくことも大事です。
埃ワイパー等を使用しておきましょう。
エアコンの表面等も軽く拭き掃除しておくとベターです。
掃除機が完了したら次はフローリングワイパーを使用します。
こちらも同様に隅から隅までかけます。
思っている以上に取り残しがあるので、シートを変えて必ず二周以上行います。
最後は床に這ってでも埃や髪の毛が落ちていないことを確認しましょう。
埃一つない部屋で最高のおもてなしを!
完璧に清掃を仕上げたらそれだけで気持ちがいいものです。
せっかく素晴らしいお部屋を用意したのに、清掃不備により評価を下げてしまいリスティング停止・・・なんて方を多く見てきました。
ある程度建物が古くても、しっかり清掃を行っていればゲスト様はしっかり評価していただけます。
弊社ではハウスクリーニング協会に参加しており、ハウスクリーニング講習を修了しております。
お問合せ頂いた方には、実績で培った民泊清掃技術を詰め込んだマニュアルを限定公開!
民泊の運用代行、清掃代行のみのご相談も承っております。
清掃にお困りの際は是非弊社をご用命ください!