今回の記事では、以前筆者がホスト在中型の民泊をしていたときの体験談についてご紹介します。
筆者が民泊をしていたのは民泊新法が施行される前だったので、初期投資などもなく始められてとても気軽なものでした。
そのときのゲストとの体験談ですが、家主居住型の民泊を考えている方には役に立つと思いますので是非参考にしてください!
家主居住型民泊でゲストとの最高の思い出を
自分が住んでいる家で民泊をするのはとても楽しいです。
もちろん誰でも容易に想像できると思いますが、いろんな国のゲストたちと交流したり、自分の住んでいる国を紹介したり文化を共有したりすることで、多くのゲストが喜んでくれるからです。
そういった人との交流が好きな人には本当にもってこいだと思います。
まして国際交流が好きなら、是非始めるべきでしょう。
ここからは筆者が実際に体験したゲストとの思い出を紹介します!
体験談1:Airbnbだからこそ。夜までゲストと盛り上がる
民泊を始めてまもなくの頃、泊まりに来たのはマレーシア航空のCAさんでした。
クルーチケットで1人旅をしに来たとのこと。
民泊にも慣れていて、事前に「水回りなどがきれいかどうか」などの質問がチャットで来ていました。
少し厳しいお客さんかな?と心配していましたが、会ってみたらさばさばとした小柄で可愛らしい女性でした。
女性の一人旅はAirbnbでは珍しくありません。
一人だからこそ、ホスト在中型の民泊に泊まるゲストも多いように思います。
その日も、到着したのは遅かったにも関わらず、リビングで話し込んでしまいました。
CAの仕事の話や、お互いの国の文化の話、これまでに行った国の話や生い立ちなど、一晩でしたがたくさんのことを話しました。
次の日、彼女は朝早くに颯爽と旅立っていきました。
Airbnbだからこその出会いだったと思います。
体験談2:時間があればゲストと飲みに行く
この時のゲストはイギリス人カップルでした。
2人は「日本に知り合いがいるから会いに来た」と話していて、チェックインした日に「これからその人と飲みに行くから一緒に行かないか?」と誘ってくれました。
もちろん時間がないときはお断りしますが、この時は特に予定もなかったので「ぜひ!」と言ってついて行きました。
イギリス人たちの会話に入っていくのはなかなか大変でしたが、ハリーポッターの話やゲームオブスローンズ(イギリスのドラマ)の話などでとても盛り上がり、最後にはお代も全て払ってくれました。
こんなに良いゲストと会うのも珍しいですが、本当に素敵なカップルでした。
ゲストたちも日本のローカルな人たちと交流したいという思いでAirbnbを利用している人が少なくありません。
ローカルの暮らしや文化を体験したい彼らは、とてもフレンドリー。
多くのゲストが積極的にごはんの誘いなどをしてくれます。
だからと言って、ホスト側からあまりにも積極的に誘うのは良くないと思いますが、お互いに時間があるときにはこうして飲みに行くのもとても楽しいものです。
体験談3:ゲストからプレゼントをもらう
フランス人の女性が一人で泊まりに来た日でした。
筆者が大学時代、少しだけフランス語を習っていたこともあり、話はとても盛り上がりました。
2人で夜中まで話し、ベッドに入ったのは2時を回っていたように思います。
次の日の朝彼女がチェックアウトするときに、エッフェル塔のキーホルダーをプレゼントしてもらいました。
「とても楽しかったから思い出に」ということでした。
1泊だけの短い滞在でしたが、実際に手元に残る物をプレゼントしてもらえてとても感動しました。
家主居住型民泊はゲストからの評価が圧倒的に上がりやすい!
家主居住型の民泊では、家主不在型の民泊では絶対に味わえない楽しみがたくさんあります。
更に、実際にゲストと顔を合わせて仲良くなることでゲストの満足度はとてつもなくアップします。
家に多少の不満があっても、ホストがゲストと仲良くなっていればゲストは心理的に高い評価をくれるのも、家主居住型の大きなメリットと言えます。
また、何か問題があったり、質問があるときにも直接ホストに聞けば良いのでそういう面でもゲストケアはしやすいのです。
ホストはつらい?家主居住型民泊の大変だった点
ここまで、家主居住型民泊の良い点を紹介してきました。
正直本当に楽しかったのですが、実は筆者は1か月でこのAirbnbのホストをやめました。
なぜかというと、もちろん楽しいことばかりじゃない、というのが一番の理由です。
毎日ゲストの相手をしていると、大変なことがたくさんあります。
ここからは、大変だったことの体験談もご紹介していきたいと思います。
体験談1:いつチェックインするかわからないゲスト
ゲストの中には全然連絡が返ってこない人も多くいます。
筆者は特に、羽田空港の近くの物件でホストをしていたため、ゲストは遅い飛行機で羽田についてチェックインするというパターンが多かったです。
「空港に着いたら連絡してほしい」と事前に伝えていても中々連絡が来なかったり、飛行機が遅れていて連絡が取れなかったりなど、チェックインの時間が読めないことは多々ありました。
特につらかったのは、韓国人のカップルからの予約があったときでした。
ゲストの飛行機が大幅に遅れ、羽田空港に着いたときには終電が終わっているという状況だったのですが、筆者は22時にチェックイン予定だったゲストを待ち続け、連絡が取れたのは深夜0時半頃でした。
ゲストにはタクシーで来られる距離であることを伝えましたが、ゲストは「電車がないのでキャンセルしたい」と言い始めたのです。
かなり待った上にキャンセルとは・・・と感じ、筆者はゲストと少し議論しました。
ゲスト側も来る・来ないで回答がコロコロ変わり、深夜にも関わらずかなり困ったのを今でも覚えています。
結局ゲストが到着したのは深夜2時前だったでしょうか。
こんなトラブルもあるのが民泊。
ゲスト側にも事情があるでしょうが、ホストとしてゲストを迎えるのは楽しいことばかりではないのです。
体験談2:常に予約をチェックする
大変なのはチェックインだけではありません。
利益を上げるため、毎日の予約チェックは欠かせません。
予約のリクエストは日々日々来ますので、毎日毎日朝から晩まで携帯を手放せません。
その日の予約がまだ入っていないときには、ギリギリまで値段を下げ、すぐに予約リクエストに応えられるようにスタンバイします。
友人などと食事をしていても、携帯が鳴ると気になってしまい、朝もゆっくり寝ていられません。
この予約チェックとゲストとのやり取りは利益に多きく響くため、気が抜けないのです。
毎日のチェックイン時間なども小まめにチェックしないと、間違えて不在にできないので大変です。
個人で民泊を行うのはこうした細かい大変さがあるのです。
体験談3:毎日掃除!←最もつらい
中でも最もつらい!と感じたのは、掃除でした。
筆者の民泊は羽田空港近くという立地上、空港の到着が遅い人の初日の宿だったり、空港利用の前泊などの短期間の宿泊がとても多かったので、とにかく毎日のように掃除していました。
個人で運営している分には、宿泊需要があるので儲かるのですが、毎日毎日隅々まで掃除をしてゲストを迎え、チェックアウトしたらまた掃除して・・・という繰り返しは本当につらかったです。
なにより、毎日がルーティーンなので飽きもありますし、掃除が好きな筆者でもかなり疲れました。
いうなれば、毎日家に来客があるようなものでした。
お客さんのためにあちこち綺麗にしたくなりますし、その分評価も高いのですが、毎日となると大変。
ゲストを迎えてしまえば楽しいですが、ゲストが帰ったら現実に戻るというループでした。
結論:民泊は運用代行会社に任せるのが一番!
そんなこんなで、楽しみながらも、これをずっとは続けられないと考えた筆者は結局1ヶ月で家主居住型民泊をやめました。
やはり民泊は掃除もゲストとの連絡も全て変わってくれる運用代行会社に任せるのが一番です。
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